豊富温泉・アトピーや乾癬に効能があるといわれる奇跡の湯!
北海道の道北地方にある日本最北の温泉郷、豊富温泉を紹介していきます。
豊富温泉は最北の街稚内市の南側に面する、豊富町という街にあり,
人口は4000人ほどですが、広大な牧草地や湿原が広がる自然豊かな街です。
酪農が盛んで生産されている牛乳は豊富牛乳というブランドで売られていて、
北海道のコンビニ、セイコーマートなどでも売られています。
豊富温泉は石油試掘中の大正15年に地下960メートルまで掘った所で、
天然ガスと共に、油分を含んだ温泉が噴出しました。
昭和2年には、近くに茅葺き小屋がたてられ男女混浴の温泉として、
近所の方が入浴され始めたそうです。
その後8つの旅館が開業して豊富温泉街が出来たそうです。
当時から油分を多く含んだ温泉は温まり、湯冷めしにくいと言われており、
また皮膚疾患や、やけどの治療にも良いといわれていたそうです。
1990年代にはいると乾癬の方たちに注目が集まり、2000年代にはいると、
アトピー性皮膚炎の方にも注目され始めました。
現在では全国から沢山の方が湯治に訪れています。
湯治をしたからといって完全にアトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚病が治るわけではないそうですが、多数の方が症状が和らいだり、改善されているそうです。
それが豊富温泉が奇跡の湯といわれている由来ですね。
豊富温泉の泉質ですが油分を含み塩分濃度が高く「塩化物泉」になるそうです。
食塩と重曹を多く含んでおり、食塩泉は体が温まりやすく、保温効果が高いそうです。
湯冷めしずらいと言われるのは、食塩泉のおかげだったんですね。
重曹泉は肌をきれいにして殺菌し、皮膚をスベスベにする事から「美人の湯」とも言われているそうです。たしかに美人の湯などと言われている温泉は全国に多数あると思いますし、聞いた事もあったんですが重曹泉のおかげだったんですね。
ただ重曹泉は「冷えの湯」といわれているんそうなんですが、豊富温泉は食塩濃度が高くて油分を含む泉質から温まりが長く続くと思われているそうです。
北海道立衛生研究所の研究でもアトピー性皮膚炎や乾癬などに効果があると報告されているそうで、現在では豊富温泉での湯治を療養としてすすめるお医者さんも増えているそうです。確かに豊富温泉には湯治に訪れている方が沢山訪れていますね。
豊富温泉に入るとまず油の臭いにやられますが、入っている内になれますよ。湯上りには肌がスベスベになり、体もポカポカと温まります。勿論、皮膚病の方じゃない地元の方や観光の方なども沢山訪れる人気の温泉です。豊富温泉は湯治の方は勿論、湯治じゃない方にも訪れてほしいおすすめの温泉です。
豊富温泉について書かれた本でオススメです。